西郷どんでアンゴとは?愛加那が言ったアンゴの意味
西郷どんの18話『流人 菊池源吾』で、西郷吉之助(隆盛)は奄美大島に島流しになります。
いよいよ2番目の妻である愛加那とのエピソードが始まりましたね^^
そして
西郷どんの19話『愛加那』では、ついに2人の関係が深まり、ネタバレですが最後に結婚することになります。
そんな18話・19話なのですが
『アンゴ』という聞き慣れない奄美ことばが出てきます。

アンゴの意味をまとめてみました。
目次
西郷どんで『アンゴ』とはどんなことを意味する?
このアンゴですが、西郷どん18話ではじめて登場する言葉で、18話の中で意味が紹介されていました。
アンゴは、
薩摩のお侍さんが、奄美大島に島流しや務めなどで来ていて、その奄美大島にいる間だけ妻・愛人になるというシステム
アンゴ=奄美にいる間だけの愛人
=島妻
ということになります。
これは、当時としては生贄(いけにえ)とまでは言わないかもしれませんが、奄美大島の女性にとっては、屈辱的で藩からの威圧的な制度だったでしょう。
相手がどんな男性でも、『アンゴ』を差し出さないといけない。
そんなことがまかり通っていたんです。
ちなみに・・・
大久保正助の父が島流しにあってましたよね。
その間に大久保の父にも『島妻(アンゴ)』がいたそうです。
夫がいない間 家を守っている正室の奥さんもかわいそうな思いをしていたことでしょう。。。
西郷吉之助(菊池源吾)はアンゴを作った?
18話では、島津斉彬の急死の上に、月照さんとの心中から自分だけが助かったということで、絶望の淵にいた吉之助(流人である菊池源吾)は、アンゴを受けるという心情ではありませんでした。
なので、何回か『アンゴ』としてやってきた島の女性を吉之助は追い返していました。
そして
19話で、そんな絶望の淵をさまよって自暴自棄になっていた吉之助を、愛加那が救い、
愛加那も吉之助もお互い心を寄せる存在になっていきます。
愛加那から『アンゴ』にしてほしいと言う!
ここは名場面でしたね。
西郷どん19話です。
いつかは薩摩(本土)に帰る人であるとわかっていながらも、吉之助に惹かれた愛加那は、吉之助にいいました。
愛加那「私をアンゴにしてくりしょり!」

そして着ていた服を脱いだのです。

西郷吉之助(流人である菊池源吾)は、
「アンゴにはできん。妻になってくいやんせ」と言います。
たまらん!!
吉之助は『アンゴ(愛人)』としてではなく、正式な妻として愛加那に答えたのです。

西郷隆盛という男の誠実さが、ここでも伝わります。
二階堂ふみさんの愛加那キャスティングは最高!
女優の二階堂ふみさんの『愛加那』役がすごくハマリ役だと思います。

沖縄出身だからか、少し目鼻立ちもはっきりして、愛加那の髪型もよく似合っているし、なにしろ演技が上手い!
それに難しいはずの奄美言葉を流暢に話されるので、ますますストーリーに深みがでていますね。
アンゴとは
薩摩本土から流されてきた人(男)にあてがう「現地妻」のこと。
男の方が本土(薩摩)に戻るときには、一緒に付いていくことは出来ない決まりです。
愛加那は西郷隆盛の『島妻』だと表現されます。
『アンゴ』ではなく、結婚して『妻』となった愛加那ですが、薩摩藩の規定により夫と一緒に薩摩本土に行くことは禁止されていました。
ただ、島妻とのあいだに生まれた子供はその限りではなく、愛加那と西郷との子供である
菊次郎
菊草(菊子)
は鹿児島県の西郷家に送り出されました。
愛加那は夫や子供と別れて、一人奄美大島で天寿をまっとうしました。
なんだか切ないですね。
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