『麒麟がくる』の意味が奥深かった!2020年大河ドラマ
俳優の長谷川博己さんがついにNHK大河ドラマで主演を務めます!!
似合ってますね~^^
2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』ですが、戦国武将の明智光秀をテーマにした大河ドラマということで、絶対おもしろそうですね~!
さて、タイトルの『麒麟がくる』ですが、どんな意味があって、明智光秀の生涯とどうクロスした意味があるのか?
まとめてみました。
『麒麟がくる』の意味

明智光秀=麒麟
?????
何のこと?と思った方の方が多いでしょう。
もちろん、上の画像の『きりん』ではありません(笑)
同じ麒麟でも、お笑い芸人の『麒麟』とも違います。
では、明智光秀の生涯に麒麟がどう関わってくるのかを考える前に、『麒麟』とは何なのか?を知っておきましょう!
麒麟(きりん)とは?意味は?動物?
麒麟とは意味がピンと来ない人のほうが多いでしょうが、日本人には以外になじみ深いキャラクターです。
例えば、日本の総合飲料会社である、キリンホールディングス株式会社のビールのラベルに使われているシンボルマークが有名です。

麒麟とは、中国の神話に出てくる伝説上の生き物です。
性格はやさしく、殺生を嫌う霊獣とされています。
中国の周~漢の時代にまとめられた儒教の書物『礼記』では、仁のある政治を行う名君が誕生したとき、麒麟が現れるとされています。
『麒麟がくる』の意味と明智光秀との関係性は?

大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台は戦国時代です。
1467年に応仁の乱が起きて以降、長く戦乱が続きました。
『麒麟がくる』の主人公である明智光秀が活躍した時代は、応仁の乱から100年の年月が経っています。
100年もの長い間、一般の民達は戦に巻き込まれ、飢えに苦しんでいました。
早く戦乱の世が終わってほしい。
平和に暮らせる世を作ってくれる、名君は現れないものか。
民達の願いは切実なものであったでしょう。
明智光秀はこれまで主君を討った裏切り者とされ、歴史ドラマの主役としてスポットが当たることは少なかった人物です。
しかし明智光秀は、織田信長の正室・濃姫の従兄妹であり、織田信長が天下統一を目指す姿をそばで見る立場にありました。
戦国時代の終盤、天下統一に向けた群像劇を描くのにうってつけの人物と言えるでしょう。
明智光秀自身、たった13日間ではありましたが、天下に手が届いた存在でもありました。
光秀が統治した地域では、百姓達に慕われ、人徳のある人物だったとの伝承が残ります。
裏切り者の汚名を着てしまい、その功績は薄れていますが、時代や立場が違えば名君となりえた人だったかもしれません。
光秀を主役とする大河ドラマに、『麒麟』という言葉を入れた意味がここにあると思われます。
従来のドラマのように脇役だったり、性格の屈折した悪役といった描かれ方ではない、新しい明智光秀像を観させてくれるものと思います。
民が渇望する、平和な世の中はいつやってくるのか。
戦乱の世の終結に向け、どんな人物がどんな動きをしていくのか。
戦国武将達の生き様、死に様をドラマチックに描いてくれるものと期待しています。
『麒麟がくる』の意味は、救世主があらわれる?
中国で古より伝わる「麒麟」の伝説があります。
その伝説とは、国王が「仁」のある政事を実行する際に、必ず聖なる「麒麟」とぽ呼ばれる獣が出現するというものです。

*画像元:日光国立公園観光レジャー
今回の2020年のNHK大河ドラマでは、応仁の乱の後の荒れ果てた世の中を改めて、民を飢餓や戦さの苦悩から救ってくれるのは誰なのか、という意味合いから戦国の世に現れる救世主たる人物の事を、主人公である明智光秀に重ねて表現しているのもと思われます。
若い時期に、戦国の梟雄と呼ばれた美濃の斎藤道三を主君に仰ぎ、幾多の戦場を駆け抜け、その教訓を胸に抱き、足利義明を奉じて、やがては天下人たる織田信長の最も信頼を得る武将となり、多くの武将たちと天下を目指す戦いに身を投じる智の武将、明智光秀。
「麒麟がくる」では、謎に包まれた光秀の前半生にもスポットを当てて、その生涯を中心として、他の戦国の英雄たちとの戦いや協力、その生きざまを描き出します。
今のこの時代、旧来の価値観が崩れて、新しい道への対応を迫られている多くの人々に向け、同じく先が見えなくなっていた戦国時代の混迷の中を、命がけで新しい希望を追いかけ続けた明智光秀と数多くの英雄たちの志を、情熱的なアプローチで描き出し、新しい時代を迎える多くの日本人に、その生きざまを伝える一大抒情詩です。
「麒麟がくる」は、最新の学説からも新しい解釈がされ始めている英雄たちの実像を、旧来の定説を覆す解釈で描いています。
根本的な部分、恨みによって本能寺の変を起こして、信長を葬った謀反の武将というイメージを覆し、勇猛にして知性に満ちあふれた明智光秀を伝説の「麒麟」に準えて新たな一面を描きだします。
歴史的に証明された史料がほぼ残存していない若き頃の明智光秀を独自の解釈で描きます。
また、時代の破壊者のイメージが強い主君・織田信長をも、近年の研究で再発見された、保守的な側面や、父信秀から確実に受け継いだ財務の面や、領国経営の才覚も解き明かしていきます。
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